<読書>加藤諦三さんの「自分を許す心理学」を読んで

 

 

現実で生きづらさを感じている方。「どうして自分ばかりがこんな目に・・・」と思っている方。それはすべてあなたが呼び寄せていることです。

あなたの生き方そのものがあなたを苦しめる結果となっています。

うまく生きようとして、完璧に生きようとするからつらくなります。

人間関係も自分を出さずに相手に取り入ろうとするその姿勢こそが間違いです。

付き合う人間は選ぶべきだし、嫌なものはハッキリと嫌だと言ってください。

自分を犠牲にして相手に好かれようとするその態度こそが、相手を遠ざける結果となっていることに気づきましょう。

この本には「自分を許す」とありますが、まじめな人ほど自分を許せません。

「こうである”べき”」という完璧主義とか「自分には無理」だとか自分で自分を低く見積もっているから生きる気力がなくなっていきます。ぶっちゃけていうとすごい疲れる生き方をしています。

人間だれしも疲れたくなどないので、疲れないように生きようとします。そうすると疲れないために何もしたくなくなります。その結果ひきこもったり、何事にも無気力な人間になっていまい、そこから這い上がることができなくなります。

もっと自分を大事にしてください。他人のことなんかよりも自分のことをもっと見てあげてください。そして自分を認めてやること。

他人から何か言われるかもしれませんが、全然気にしなくて大丈夫です。

他人から批判されない人などいません。あなただけが批判されているわけではなくて、批判をする人間は誰に対しても批判を繰り返します。

それを受けたときにいちいち悩んで考え込んでしまう必要はありません。

「こんなこともあったな」ぐらいで受け流して大丈夫なのです。

その批判が的を得ているなら、それに気づいて直せばいいし、全く見当違いのことを言われたのなら気にする必要がありません。

加藤諦三さんの本はどの本を読んでも深く核心をついてくる内容が多いのですが、この「自分を許す心理学」に関してはかなり刺さる人がいるのではないかと思います。

もし今、何もしたくなくてネットを見て寝る生活をしている人がいるとしたら、とりあえず読書をする時間を作りましょう。

加藤諦三さんの本をお勧めしますが、他者の本でもタイトルやワードで気になったら読んでみることをお勧めします。それがあなたの人生を変えるきっかけになるかもしれません。

セレンディピティという言葉があります。意味は「素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること」とあります。

本屋に行って偶然手に取った本がめちゃくちゃ面白かったなどのことです。

そういう偶然もこの世にはあります。それを信じる信じないは任せますが、自分の直感を信じて行動を起こしてみてはいかがでしょうか。