小田原ドラゴン先生の「今夜は車内でおやすみなさい」という本が目に留まった。
50歳になり、いろいろと人生を考える先生。何とも言えない衝動に襲われ愛車で見知らぬ土地の公園へと走らせる。そこで初めて「車中泊」をする、という内容。
今はキャンプの影響で車中泊もブームになっている。テントを張る必要がないし、車の中のほうが何かと安心できたりする。
車内をDIYで改造する醍醐味もある。ちなみに外注するとすんごいお金がかかるぞ!
キャンプをするのにテントは買ってない。愛車と入れるキャンプ場(オートキャンプ場)でやろうと考えているからである。だが、この車中泊をするキャンプに批判的な声があるようだ。
それは「音と光の問題」「マナーの悪さ」が原因らしい。
- 真夏、真冬のキャンプでは常にエンジンをかけっぱなしにするような使い方をする。
- カーステレオを大音量で鳴らす(これはただのアホだと思うが)
- ドアの開け閉め、作業灯のまぶしさなど。
確かにキャンプとは静かに自然を堪能する行為だ。そこに人工的な音(車のエンジン音やカーステレオの音)があっては雰囲気がぶち壊しである。
理想的なキャンプは自分以外誰もいない場所でまったりしたいが、昨今のブームの中では難しいかもしれない。
あくまでやりたいのは「ソロキャンプ」であって、周りに人がいてほしくないキャンプをしたいと思っている。理想とするのは「ヒロシのぼっちキャンプ」なのである。
テレビが壊れてBSが見れないので最近見ていないが、ヒロシのようなひっそりとやるキャンプがいいよね。
車中泊の他の問題だが、キャンプ場以外では公園の駐車場で火を使った調理を始めるなどで警察が呼ばれる事態にもなっているらしい。
田舎の人間というのは”他県ナンバー”にめちゃくちゃ敏感で、見知らぬ土地の車が止まっているというだけで通報されるレベルである。
さらに今はコロナ禍という状況もある。ざっと調べた感じ、車中泊も結構ハードル高いのでは・・・?と思い始めた。
小田原先生の人生と自分を重ねて考えてしまう。先生は漫画家だ。それも第一線で活躍していた(大手に連載していた)漫画家である。
漫画家として生きるということは想像以上に難しい。自分で自分のクオリティを上げていかねばならない。面白い漫画を描いたあとに、更に面白い漫画を描かなければ人は離れて行ってしまう。
一つの作品を世に出して終わってしまう漫画家、小説家も少なくない。その後の人生は誰も知らない。会社勤めのサラリーマンか、はたまた自営業か。
「プロ」でいられるというのは、どの世界でも難しいことだ。過去の栄光に囚われて前に進めなくなる人もいる。
自分には何ができるかなと考えたときに「パソコンに詳しい」「ゲームに詳しい」「読書をかなりしている」ぐらいしかなくて愕然とする。パソコンを自作すると言うとすごいと言われるが、正直ミニ四駆を作るくらい簡単なことである。しいて難しいところを言えば、ケースとマザーボードをつなぐ配線がちょっと面倒ってことぐらいで。それ以外はCPUならCPU、メモリならメモリを配置する場所が決まっている。最近ではマニュアルも日本語になったし(昔は英語しかなかった)誰でもできることだ。何のアドバンテージもない。
ただ、パソコンの使い方の基礎を教えることくらいはできるかもしれない。そういうところに就職できたらなと思う。今はリモートワークで基礎知識が必要な方が増えている。
スマホとタブレットしか使いこなせない人が多いが、今はパソコンをフル活用する時代なのだ。
しかも「スマホとタブレットを使える」とか言っても、「じゃあwordで文書作成して」っていうと「できません」と言う。あくまで”普段使い”の範疇しかないのだ。
それは使えるってことにならない。ただスマホをいじるだけならだれでもできる。
スマホとタブレットの普及の煽りを受け、一時はパソコンがピンチだったわけだがまた需要が増えてきている。wordでの文書作成でもスマホより圧倒的にパソコンのほうが作業効率がいいのだ。スマホ、タブレットでは「できなくもない」レベルであって、作りやすいとはとても言い難い。
高校生になったらパソコンを買い与えてほしいと思う。そのほうが絶対将来のためになる。どこの会社もパソコンを使った業務になる。基礎を知っているか知らないかで、かなりの差がでる。会社のほうもわざわざパソコン研修に金を割きたくないのが本音だ。
求人に「word、Excelの基礎ができる方」という記述は「パソコンが使えるか」という意味である。
またまた車中泊から大分脱線したが、車中泊には車中泊のマナーがあることを知ったほうがいい。ほとんどのキャンプ場が車中泊禁止の方向に動いていることを記述しておく。
また、見知らぬ土地の駐車場に止まっているだけで通報される可能性も考慮したほうがいい。
なんかもう、何をするにも制限がかかって楽しくないじゃん・・・。